キャベツの器

Cabbage Bowls for TAKEO PAPER SHOW 2004 "HAPTIC" 

キャベツの器

  • 2004
  • 15×20×20cm
  • 素材:紙粘土

本物のキャベツを型どりした型に紙粘土を貼りつけ、乾燥させて
とりはずすと、本物と同じようなしなやかさのある、まるで抜け殻のような
白いキャベツの葉が現れました。一枚ずつが皿になり、何枚か集めると
結球したキャベツになります。

works_cabbage-bowl_image01

キャベツの葉に水が溜まっているのを見かけたのをきっかけで、
そこにはもともと「器」がひそんでいたことに気がつきました。
キャベツの葉の形は、生産や調理に便利なように品種改良で
「デザイン」されてきたといいます。この器が思った以上に収まりよく
重ねられたことに納得がいきました。

works_cabbage-bowl_image02
works_cabbage-bowl_image03
cabbage bowls 03_2
Cabbage Bowls for TAKEO PAPER SHOW 2004 “HAPTIC”